

カケラ
この度のご依頼は家族3人分。 結婚指輪と合わせてお産まれになったお子様のベビーリング。 我が子ができるということは想像するしかないですが 自分のカケラを自分以外に託すことのように思います。 このデザインはおふたりがお子さんを支え合っているようなイメージ、 また逆におふたりもお子様がいることで日々の輪郭がはっきりしていき 3人で支え合っているようなイメージで作りました。 タイトルのカケラにはそれぞれのカケラを子供に託すという意味と、 「かけがけのない宝」を略してカケラの2つの意味を。 偶然3人とも最後が母音の i で終わるお名前で、愛で終わる人生ってサイコーっすやん! ということで i を一文字ずつ指輪の裏に刻印いたしました。 末永くお幸せにー! Pt950,K18YG


∞
今回は建築に携わるおふたりからのご依頼。 コロナが広まり出したタイミングで出張が決まり、おふたりは大阪と東京で簡単には会えない 生活が長く続いたそうです。 その時間と距離は無限に感じられたかもしれない。 でも入籍してようやく一緒に暮らしはじめてこれからふたりで無限の未来を描ける。 喧嘩しながらもなんでもできるんだと。 「距離」「つながり」のキーワードをもとに 2つがくっつくと∞ infinityの形になる指輪をベースに流れを描きました。 建築と言えば、、 むかし美術の先生が言った。 自然界に直線という形は何一つ存在しませんと。 たしかに山にも海にも自分の体にもどこをみわたしても直線は見当たらない。 でもそこで疑問が生まれる。自然から生まれた人間はなんで直線の中で生活してるんだろうって。 建物はその最たるもので、直線の集合体だ。 そんなことを気にしだすとドアも窓も部屋そのものも 世界をシカクく切り取ることがあたかも人間だけが特別であると主張してるかのように思えてきたことがある。 僕は香川県の豊島にある豊島美術館が好きだ。あそこには直線がひとつもない


ちぐはぐ
それはそれはまったく噛み合っていないおふたりでした。 共通点もなければ話も噛み合わない、だいたいのご夫婦は ちょっとぐらい共通点あるもんなんやけどなぁと思いながらも そこが強く印象に残ったおもしろいおふたりでした。 今回のテーマはそのままに「ちぐはぐ」 きっと第三者には分からないおふたりだけの ちぐはぐという名のハグをしているんだろう。 本来一本の線を丸めてひっつけて指輪にするところを わざと繋げずに噛み合わないふたりの姿を指輪に重ねました。 K18YGはつるつるとマットのハーフアンドハーフ仕上げに。 旦那さまは元プロバスケットボールプレイヤー堀田大暉さん。 僕の地元香川県のバスケットボールチーム 香川ファイブアローズでプレーされていた方です。 今は子供たちにバスケットを教えるスキルコーチをされており、 インスタやYouTubeなどで練習方法を丁寧に解説してくださっています。 (奥さまがコツコツと動画編集してるんですって、なんかいいね) 僕も中高とバスケットに青春を捧げましたが 旦那さまに教わってたらもう少し上達したかもしれませんね。 末永くお幸