

w
おふたりから浮かんできた指輪のイメージは なめらかな有機的フォルムというよりも インベーダーゲーム時代のドット画のような ぎこちない愛らしさがあるものが似合うと思った。 素直さや品の良さを持ちながら どこか少しひねくれているところがある。 でもその“ひねくれ”が魅力であり今回指輪を デザインする上でみそだった。 真行草でいえば「草」のように、崩れながらも本質が 滲むかたちを意識し今回の指輪とした。 楷書から草書に向かう最中、簡略化と連続性を持たせる ことにより、字にリズムや生命力が生まれ美しく変容する。 指輪をご依頼くださる方は20代30代の方が多いので 今から人生を終えるまで3倍〜4倍の時間をその方と 共有することとなる。 長い人生を真行草で考えるならば真から行への移行期 あたりだろうか。これから何を省き、何を残し、何を整え、 何を磨き育てていくのか、おふたりの人生がどのように 変化していくのかを想像しながら指輪を制作するのも また一興である。 タイトルの「w」は3つの意味がある。 1つ目はダブル、2人という意味。 2つ目は笑い、文章の最後につ


pochi
犬っころみたいにかわいいおふたりだった。 だからタイトルをポチにしたというわけではない。 今回の指輪は内側にポッチリがついている。 仕事の関係で離れて住むことになったおふたりなので、 近くにいなくてもちゃんとここにいる痕跡みたいなものを 指輪に入れたかった。 指輪を外した時に指に残るポッチリの痕。 それが遠くにいてもちゃんとここにいるよという お互いの痕跡にならないかなって。 末永くお幸せにー wedding ring | 750yg


Angel number
キーナンバーは15。 おふたりとも15号のサイズ。 指輪の形も15角形。 イエローゴールドとプラチナをベースにし、 1箇所だけブラックゴールドをアクセントとして入れた。 合わせてご依頼いただいた婚約指輪は 穏やかで優しくて慎ましやかでひかえめだけど 一本筋の通ってる奥様の印象からふわりと形を作っていった。 結婚指輪を作る時にいつも思うことだが、 そのおふたりに100%フィットするものは ただただ良い物で終わる。 僕なりに1%〜5%くらいの間で気づかれない程度の ズレや違和感、不完全な要素を混ぜておくようにしている。その塩梅が後々に効いてくるのよね。 末永くお幸せにー wedding ring | 750yg,Pt950,750bg, engagement ring | 750yg, diamond


Connect
いざという時役に立つ指輪を作りたい!それは結婚指輪を 作りだした当初からずっと変わらずに思っている事。 今回は特に家族をやっていくという事の尊さを 僕なりに受け止めて、噛み砕きながら、これからの 長い人生で必ず役に立ってほしいと強く願った。 ホワイトゴールドの指輪はご主人 ピンクゴールドの指輪は奥様 イエローゴールドの指輪は将来息子さんが20歳になった時に 渡したいというご要望から3本お作りした。 凸凹な3人だけどいざという時は しっかり噛み合うように、触れ合うように。 末永くお幸せにー Second rings | 750YG, 750PG, 750WG


Crank
Bicyclette 、「2つの小輪」という意味。 Bicycleの語源となったフランス語。 今回は自転車のクランクをモチーフに回る指輪を制作した。 オーダー自転車を作られているご主人いわく、 クランクは自転車の心臓にあたるほど重要な部分だそうだ。 デュシャンの自転車の車輪を椅子の上にひっつけた作品を 思い出しながらなんであんなもの作ったんやろうとか 地球も自転してるということは地球と言う自転車は でっかい誰かが漕いでるのかと妄想すると 回るという現象の中にまだまだ知らない美しい領域が あるようにおもえてくる。 内側には愛犬2匹の誕生石エメラルドとモルガナイトを。 2本の指輪を両輪に 幸せを漕いでいってほしいと思う。 末永くお幸せにー Silver925,750WG(champagne gold),Emerald,Morganite




