今回は建築に携わるおふたりからのご依頼。


コロナが広まり出したタイミングで出張が決まり、おふたりは大阪と東京で簡単には会えない

生活が長く続いたそうです。


その時間と距離は無限に感じられたかもしれない。

でも入籍してようやく一緒に暮らしはじめてこれからふたりで無限の未来を描ける。

喧嘩しながらもなんでもできるんだと。


「距離」「つながり」のキーワードをもとに

2つがくっつくと∞ infinityの形になる指輪をベースに流れを描きました。


建築と言えば、、


むかし美術の先生が言った。

自然界に直線という形は何一つ存在しませんと。


たしかに山にも海にも自分の体にもどこをみわたしても直線は見当たらない。


でもそこで疑問が生まれる。自然から生まれた人間はなんで直線の中で生活してるんだろうって。

建物はその最たるもので、直線の集合体だ。


そんなことを気にしだすとドアも窓も部屋そのものも

世界をシカクく切り取ることがあたかも人間だけが特別であると主張してるかのように思えてきたことがある。



僕は香川県の豊島にある豊島美術館が好きだ。あそこには直線がひとつもない。

入口も美術館までの道も建物も全て曲線。本来まっすぐである地面さえゆるやかにカーブしている。



勝手な想像だが、一番最初に「空間」というものを体験するのは「子宮」に包まれていた時だろう。

全人類共通してそこで空間を体験し覚えるはずだ。直線のない建築物は本来見慣れていないから

違和感を持つはずなのに、豊島美術館が不思議と落ち着くのはちゃんとその体験をしたからだろうと思う。



センセーに自然界に直線はありませんと言われながらもある日ふと気がついた。

1つだけあるやん圧倒的な直線が。それが重力。目に見えないがこれは見事な直線である。



それに気づいて建築物と重力は切っても切れない関係なのねと言うことで自分の中で納得して整理がついた。

四角い部屋をちゃんと四角く掃除できた気分である。



建築は好きだ。もちろん建築物を作れないし知識もないがジュエリーも構築的な作り方をすることが多いので

実は基本的な工程が似ているように思う。ジュエリーは掌の上の建築物であるとカルティエの本で読んだような気もするがもしかしたら違ったかもしれない。



末永くお幸せにー!









Pt900

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