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◯△□

この度の結婚指輪のご依頼は、お話を伺っている時にお二人で神社仏閣へよく参られるとのことでしたので「禅」にスポットを当てて考えました。 禅にスポットを当てた一つ目の理由は、お二人のイメージから、これから先シンプルに、つつましやかに人生を送ってそうだなと想像出来たからです。

二つ目は、禅宗の根本は「不立文字」ということ。不立文字とは、大事なことは文字言説では伝わらないという意味です。 二人とも職業柄、言語、言葉を使うことが多く共通となるキーワードの一つとして「言語」だとおっしゃっていたので、逆説的に二人の間では大事なことは文字言説ではないという意味が込められるなと思ったからです。

そして ◯△□とは、江戸時代中後期の禅僧・仙厓義梵の残した書で不立文字の教えにのっとり文字言説で教えを残すかわりにこの書を描いたとされているそうです。 この書の意味や解釈は諸説あるみたいですが、この書に正解はなく各々が意味を見いだす過程こそが答えだと。

たらたらとコンセプトを書きましたが、今回のテーマは禅だ!と掘り下げて行くとたちまち頭グルグルになるので、物事の基本となる形◯△□がデザイン的にかわいいから! でもいいですし、

◯...一画 △...三画 ⬜︎...四画

×...二画が抜けていることで 1,2,3,4...と未来に進んで行く中で

× (バツがつかない)くらいのダジャレの解釈でもかまいません。

なぜなら

大事なのは文字言説ではなく、 こらからの今此処をお二人で生きていく事ですから。

おめでとうございます!

Pt950

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