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STARTING POINT

どこなのか ここは いつなのか いまは どこから来たのか どこへ行くのか いのちは

映画レッドタートルで 詩人、谷川俊太郎さんが書いていたコピーです。

そして 1800年代の画家、ゴーギャンの絵。 タイトルは、 「我々は何処から来たのか我々は何者か我々は何処へ行くのか」 ありのままの姿で人々が日常を送っている姿ですがどこか海の中を思わせる不思議な空間の絵。

(良ければ調べてみてください)

この度はお二人でスクーバダイビングされているご夫婦からのご依頼でした。 潜られた海の中の写真を見せていただくと、この詩とこの一枚の絵がぼんやりと浮かび、そのままテーマとさせていただきました。 人間は海の子と言いますが、僕らの祖先は約五億年前に海の中で生まれたと言います。 陸上にいる生物も、もちろん海の生物も初めはみんな海の中で生まれました。 海はふるさとであり 僕たちの「原点」です。 ゴーギャンや谷川俊太郎の言う通り

どこから来てどこへ行くのかは、それはきっと誰にも分からないしずっと分からないままであるのでしょう。 でもそれは、逆に言えば自由にどこへ向かってもいいと言う事。 お二人が今此処が原点と決めて出発点と決めてどこへ向かおうと自由なのです。 誰にも邪魔されないお二人だけの自由です。 指輪のデザインは溝の部分を2つ合わせると「点」になります。これには原点を表す点でもありますし、スタート地点を表す0(ゼロ)の形でもあり、お二人を引き合わせてくれたOceanのO(オー)の形でもあります。 今回作らせていただいた指輪がこれから広がる壮大で

自由な座標上の原点となることを願って。 そして、指輪の制作をしている最中 授かった新しいいのち。 どこなのか ここは いつなのか いまは どこから来たのか どこへ行くのか (新しい)いのちは お腹の中の子供は海の中にいる感覚なんだろうか。 聞けるなら聞いてみたい。

おめでとうございます。 末永くお幸せにー!

谷川さん、ゴーギャンありがとう!!

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